リストラになった当時、僕は名古屋に赴任していましたが、
荷物を片付けて、2009年の10月末には大阪に戻って来ました。
ハローワークに通ったり、求職情報サイトに応募したりしましたが、
なかなか仕事が見つからず途方に暮れたのを覚えています。本当に辛かった。。
そんなとき、自分を支えてくれたのがスポーツ自転車でした。
時間は余るほどあったので、気晴らしに気が向けばアチコチに走りに行きました。
そして昼過ぎにはBikeWorks回転木馬へ。ほぼ毎日入り浸っていました。(笑)
カワムラ店長が入れてくれた珈琲を飲みながら他愛のない話をする。
それが落ち込んだ自分をどれだけ支えてくれたことか。店長ご一家には感謝しています。
失業から半年が経過した頃、人づてでしたが、ようやく仕事が決まり就職。
店長だけでなく、自転車仲間が口々に祝福してくれたのは本当に嬉しかったです。
そして5月。セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝2010。
第1チェックポイントでタイムオーバーDNFをしてから1年。準備万端で挑みました。
いつまでも続く険しい登りで心が折れそうになったとき、
そんなときには、失業した時の苦しさを思い出して歯を食いしばって耐えました。
第4チェックポイントを制限時間内に通過し、延々と下った先にゴールはありました。
ゴールラインを通過した瞬間の感動は、今でもはっきりと覚えています。
どんな坂道も諦めずにペダルを踏み続ければ、いつかは峠を越えるように、
人生のどんな困難であろうと、諦めなければ必ず乗り越えることが出来る。
スポーツ自転車が僕に教えてくれた一番大切なことです。
つづく。
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